<月桃通信/石原艶子(那覇聖書研究会)>

 那覇聖書研究会の石原艶子さんが発行している通信です。

 月桃とは、沖縄でよく見られる多年草で、サンニンとも呼ばれています。

 大変良い香りがする植物で、三日月状の葉にも芳香があります。その葉で、餅(ムーチー)を包んだり、まんじゅう(のー饅頭)を包んだりすると、葉の芳香が餅や饅頭にも移って、何とも言えずに美味しいものです。

 月桃が放つ芳香のごとく、沖縄のキリスト者は、良きキリストの香りを放ちつつ、平和の実現を祈り、行動しています。

 

 


ダウンロード
月桃通信(39)爆音は戦争の音/2024年2月17日
☆基地のない沖縄には未来の子供達の民意がある(内田雅敏)
☆底なしの海を侮るな、神を畏れよ(艶子)
☆暴力と愛とは共存しない(トルストイ)
☆非暴力は最も強力な武器、愛を武器として戦う(ガンジー)
☆ミサイルよりお米を、農業を第一に!!(辺野古の金城武政)
◎大浦湾に満ちる母の涙
2024 年 1 月 10 日突如として大浦湾への土砂投入が始りました。全くの県民の民意を無視した国家権 力の代執行による弾圧、強行でありました。この日、大浦の海からのサンゴの叫び、海ガメ、魚たち、貝 たち、海藻たち、幾千もの生命たちの叫びの声を私は聴きました。
月桃通信No39.pdf
PDFファイル 518.7 KB

ダウンロード
月桃通信(38)平和をつくろう ミサイルよりおむすび/2023年12月13日
〇愛は忍耐強い、愛は情深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せ ず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜 ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。(新約聖書 コリント第一 13:4~7 〝愛〟の所を〝私は〟に置き換えてみましょう)
〇ケアとは見捨てないこと、見放さないこと、愛し続けるということ。(やまばと誌から)
〇赦しなさい。赦さなければ負の連鎖を断ち切ることは出来ず、戦争の温床となる。(艶子)
〇平和の種を播く、私たち一人一人こそが希望の光。(艶子)
☆私の沖縄・・・・
〇辺野古ゲート前には機動隊、警備員に取り囲まれながら座り込みを続ける人たちがいる。
〇安和港、塩川港では
月桃通信No38.pdf
PDFファイル 492.5 KB

ダウンロード
月桃通信(37)ああ!!大浦湾!!愛を下さい!!/2023年10月1日
〇敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。(新約聖書 マタイ 5:44)
〇つるぎを鋤とし、やりを鎌とし神の畑を共にたがやそう (ゴスペルソング)
〇植物を愛する者、海と海の生物を愛する者に戦争はない。(つや子)
〇平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる(マタイ 4:9)
☆大浦の海と私達の闘い
大浦湾は悠久の海、何万年もの時を経て今がある。ヤンバルの山々から注がれる豊かな栄養分を頂いて、 数えきれない程の命が生息している。サンゴ、海ガメ、ジュゴン、そしてアジサシ達も集ってくる。カイコガイという貝が瀬嵩の前浜に今も揺り上がるという。古代人は小宇宙のことを「カイコ」と呼んだという。
月桃通信No37.pdf
PDFファイル 517.3 KB

ダウンロード
月桃通信(36)平和は分ち合いから/2023年8月1日
〇愛なき人生は暗黒なり、汗なき生活は堕落なり(中沢昌平 わが家の家訓)
〇小さな幸せを発見したら、沢山の幸せが集ってくる そして大きな感謝の波となる(つや子)
〇かかわらなければこの愛しさを知るすべはなかった 人はかかわることか らさまざまな思いを知る ああ何億の人がいようとも、かかわらなくては路 傍の人 (ハンセン病と闘った詩人 塔和子)
〇私たち一人一人は平和の種を播く主人公、先の世代のために(つや子)
☆ ―――辺野古行動の帰りに私達島ぐるみの仲間達 10 数人は高速のパーキングエリアにてコーヒータイムを楽しみます。金武湾を囲むようにうるまの島々が一望できる絶景の地点です。
月桃通信No36.pdf
PDFファイル 504.1 KB

ダウンロード
月桃通信(35)ミサイルいらない 歌は闘いの力/2023年5月5日
〇初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。―――言の内に命が あった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。 (新約聖書 ヨハネ伝 1 章から)
〇歌は怒りを鎮め、祈りとなる(つや子)
〇何で日本は言いたいことを言えない国になってしまったのか、どうして
声を上げないの!ものを言わないの!自由に言おうよ!(坂本龍一)
☆歌は闘いの力―――沖縄の闘いの中からはいつも歌が生れます。民衆の血潮が湧き立ち、不屈の精神 と共に命が躍動しているのです。1956 年うるまの昆布での土地闘争(米軍の土地強制収用に対する島ぐ るみ闘争)の中で生れた歌があります。
月桃通信No35.pdf
PDFファイル 524.6 KB

ダウンロード
月桃通信(33)軍事大国として変わる日本/2022年11月27日
○光からあらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。ーー実を結ばない暗闇の業に加わらないで、むしろそれを明るみに出しなさい。(新約聖書 エフェソ書5:9-11)
☆軍事大国として変わりゆく日本
台湾有事と米中対立、ウクライナ戦争、北朝鮮のミサイル発射などを受けて、日本は加速度的に軍事拡大への道をまっしぐらに進んでいます。米軍基地に取り囲まれている私達は、戦争への不安を肌身に感じています。戦後77年の今、平和ボケと言われている国民に目を覚ましてこの現実と向き合って欲しいと強く願います。
月桃通信No33.pdf
PDFファイル 485.8 KB

ダウンロード
月桃通信(32)それでも、それでも、それでも沖縄は叫ぶ/2022年9月18日
〇もしこの人たちが黙れば石が叫び出す(新約聖書 ルカ 19:40)
〇体を殺しても魂を殺すことの出来ない者どもを恐れるな(新約聖書 マタイ 10:28)
☆玉城デニー知事再選を喜ぶ
辺野古の海の埋め立ては休む間なく続行されている。何もなかったあの自然のままの美しい海は一変してし まった。軍事基地建設が命の海を死滅させ続けている。何万個ものサンゴ個体は移植され、生存は困難にな りつつある。
月桃通信No32.pdf
PDFファイル 495.7 KB

ダウンロード
月桃通信(31)宇宙から見る地球家族/2022年7月21日
〇目を高く上げ、誰が天の万象を創造したかを見よ、それらを数えて引き 出された方、それぞれの名を呼ばれる方の力の強さ、激しい勢いから逃れ うるものはない。(旧約聖書 イザヤ 40:26)
◎政治家は歴史によって裁かれる。
◎思考にスイッチを入れよう。人の痛みをわが痛みとして感じる時にスイッチは入るのだ。
☆宇宙から地球を見る視点
月桃通信30号で安和港での抗議行動から生れた即興の歌のことを書きました。その歌を私はいつも口ずさんでいます。 ♫海は泣いている~海は泣いている~海は泣いている~山も泣いている~山も泣いている(中略)そして今、視点を沖縄から宇宙へと転じて みました。宇宙から地球を見ると、戦争が起きていて、地球は泣いているという歌になりました。
月桃通信No31.pdf
PDFファイル 559.1 KB

ダウンロード
月桃通信(30)辺野古はウクライナへと続く戦争の道/2022年5月3日
〇悪を行う者は皆、光を憎みその行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ない。(新約聖書 ヨハネ伝 3:20)
〇無垢であろうと努め、まっすぐに見ようとせよ、平和な人には未来がある。(旧約聖書詩篇 37:37)
◎障害者は戦争のない平和の中でのみ生きていける。だからこそ平和を担 う世界市民となれるはず。(筋ジストロフィー詩人 岩崎航)
◎沖縄は日本のしっぽではなく、頭として下さるように切に祈る(矢内原忠雄)
埋め立てが進む辺野古と土砂搬出港の安和と塩川での抗議行動をしていると、この場所がウクライナへとつ ながっていることがはっきりと見えてきて心が苦しくなる。私は今すぐ戦争はやめて!!と心の中で泣きなが ら叫んでいる。子供や女性達、高齢者、病を負った人たちが犠牲になっている。
月桃通信No30.pdf
PDFファイル 493.5 KB

ダウンロード
月桃通信(29)日本復帰50年と沖縄の心/2022年2月20日
〇主はこの地を圧倒される、地の果てまで戦いを断ち、弓を砕き槍を折り、盾を焼き払われる。力を捨てよ、知れ、わたしは神(詩篇 46:9~10)
〇涙と共に種を播く人は喜びの歌と共に刈り入れる(詩篇 126:5)
〇覚悟した一人の人間はどんな組織よりも強い(佐敷教会 金井創)
☆復帰 50 年に寄せて——
沖縄はこの5月に本土復帰50年を迎えます。米国統治下の苦難の中からウチナーの心がひとつに燃えて本土復帰を切望し、闘って得た復帰でしたが今、復帰したことは真に良かったのだろうかとの問いが生れています。2022 年の現在、空をつんざく戦闘機の爆音に耳をふさぎながら、私はこの半世紀の沖縄の歴史を思い巡らしています。復帰によって、銃剣とブルドーザーで奪われた集落と農地が返ってくることはあり ませんでした。
月桃通信No29.pdf
PDFファイル 479.5 KB

ダウンロード
月桃通信(28)軍需産業から平和産業へ 武器は捨てよう/2021年12月16日
〇正義を洪水のように、恵みの業を大河のように流れさせよ (旧約聖書 アモス 5:24)
〇イエスは言われた「剣をさやに納めなさい、剣を取る者は剣で滅びる  (新約聖書 マタイ 26:52)
〇彼らは「戦闘を建設に弾薬を薬品に」という呼びかけに心から共鳴した  (ペシャワール会 中村哲)

資本主義において私が一番恐ろしいと思うことは、軍需産業(死の商人) によって成り立っているという一点に尽きます。世界が平和になる為には単純に軍需産業(死の商人)を止めることだと思いますが、これは不可能に近い困難な事です。何故なら人間の本性の奥深くに常に強者となって人を支配したい欲望という罪があるからです。
月桃通信No28.pdf
PDFファイル 455.4 KB

ダウンロード
月桃通信(27)混沌の中に輝く小さな明り/2021年9月25日
今日の計り知れない闇のただ中にあって恐れずに信ずるもののために一本の松明を燃えあがらせよう。それがわずかな明りであろうとも真実の明りは、幾百万の心に宿る暗き闇を一陣の風に煽られる殻のように吹き払うことだろう。(ガンジー魂の言葉)
地は混沌であって闇が深淵の表にあり神の霊が水の面を動いていた。神は言われた「光あれ」こうして光があった。(旧約聖書 創世記 1:2~3)

映像で宇宙から見た地球の姿を見たことがあります。そこで見たのは夜も 眠らない地球、熱い熱い地球の姿でした。そして明暗の隔ては、人類の格差の深刻さを語っていました。人 間の果てしない欲望が生み出した夜の明りは人類滅亡の明りに見えました。
月桃通信No27.pdf
PDFファイル 496.9 KB

ダウンロード
月桃通信(26)平和の捨て石/2021年7月21日
〇家を建てる者の退けた石が隅の親石となった。(旧約聖書 詩篇 118:22)
〇私たちの小さな試みが、平和への捨て石となり大きな希望に繋がるこ とを祈る。(中村哲)
〇前進するなら歴史を繰り返すのではなく新しい歴史をつくろう。わた したちの祖先が残した遺産に新たな良きものを加えよう。(ガンジー魂の言葉)

捨て石からの望みと平和
――冒頭に書いた聖書の言葉と中村哲さんの言葉が今、私たちに問いかけています。大国に踏みつけられ、内乱と干ばつに苦しむアフガニスタンの人々は飢えにあえぎ、人間としての尊厳も奪われて生存の危機に瀕しています。このアフガンの地で1600本の井戸を掘り、65 万人の 命を支える用水路を建設しました。
月桃通信No26.pdf
PDFファイル 568.4 KB

ダウンロード
月桃通信(25)野の花を見よ/2021年5月26日
〈沖縄の五月〉・・・・野に咲く白百合の花は人間が作り出したどんなユリの花よりも清楚で美しく、香りも柔らかい。イジュの花は山々を彩り、月桃の花は里を彩っている。然し、少しずつ自然は変化し、 咲く時は早まり、月桃の花は小さな虫のため弱り、街路樹のアコウの木、我が家の庭のアコウの木も病気になって葉は茶色に枯れ、葉を落し枯木のようになってしまった。あんなに緑いっぱいで勢いがあったのに何故なの?沖縄の県花デイゴは、青い空に映えて美しく輝いて入学、卒業のシーズンを色取り沖縄中を祝福していたのに、もうずい分昔から一部の所にしか咲かなくなってしまった。空気が汚れて熱くて苦し いね、虫がいっぱい寄ってくるよ。海水温も高くなって苦しいね、サンゴや魚たちの声なき声が聞こえてくる。
月桃通信No25.pdf
PDFファイル 475.3 KB

ダウンロード
月桃通信(24)人類の罪と苦難/2021年3月25日
☆3 月 11 日 東日本大震災、原発事故から 10 年の問い/あの日から 10 年、生々しい映像が何回もテレビに映し出される。この日私たちは何を思い何を感じたでしょうか。私は地球の爆発的な巨大なエネルギーの実体を見て言葉を失いました。何という無力、命のはかなさ、虫けら同然の小さな人間の存在を見たのです。一体、人間とは何者なのか、どこから来てどこへ 行くのか。地球は何万年もの歴史の中で大爆発、生物絶滅など、人類の今だ知り得ない生きた星の営みを繰り返し、そして今があるのです。
月桃通信No24.pdf
PDFファイル 314.5 KB

ダウンロード
月桃通信(23)地球が蘇る時/2021年1月14日
沖縄 2021 年
〇コロナ禍は関係なしと寒空裂いて戦闘機飛ぶ。 〇空に響く爆音、地にはアメリカ国歌と君が代が流れる安保の島の戦後 76 年。 〇コロナ禍に三密避けよの声空しく辺野古ゲート前は特別異常地帯、座り込み、ごぼう抜き、琉球処分の 2021 年。 〇沖縄に基地はいらない、埋め立て今すぐやめろと叫んでも埋め立ては止まらない、何故?民意は空しく ダンプの列に胸刺す悲しみ。
月桃通信No23.pdf
PDFファイル 400.5 KB

ダウンロード
月桃通信(22)命の叫び/2020年10月28日
〝悲痛な叫びが聞こえる〟
コロナ禍の中で人々の悲痛な叫びの声は日ごとに大きくなっていく。格差社会のひずみが一層絶望的な 人々を生み出している。学業を続けられない若者達、職を失い家賃も払えず食べ物もない。医療も受け られない、生活が破綻してしまった多くの人々が自死に追いやられている。子供達の世界も不登校、い じめ、心の病が増えている。こんな時、国民のために働く内閣だと声高に誇り高く、自信満々に宣言す る菅総理の姿はあまりにも国民とのかい離は深い。沖縄にとっては安倍さん以上に最悪の内閣誕生によ り、闇は一層深まるばかりだ。
月桃通信No22.pdf
PDFファイル 443.6 KB

ダウンロード
月桃通信(21)魂たちと共に闘う非戦平和/2020年8月6日
人は死んで終りではない。人の魂は生きて、今を生きる私たちに語りかけている。今を生きる私たちの心が魂たちのことを忘れないでつながろうとして呼ぶなら、魂たちは生き返り語り出すのだ。然し、魂たちのことを忘れ去り、呼ぶことをやめてしまったら、魂たちはもう何も語りはしない。戦争によって奪われ たかけがえのない命たち、その理不尽な死、無念の死、死者たちの存在は知られることもなく唯空しく宙 をさ迷うばかりだ。75 年前、鉄の暴風の中で、虫けらのように殺されていった幾百万もの命たち、一人 一人の魂たちを今を生きる私たちが呼びもどそう。魂たちの叫ぶ声を、呻きを今、聞きとろう。心の耳をすまして実感しよう。千分の一でもいいから彼等の苦しみを想像してみよう。ただ言葉を失うばかりだ。
月桃通信No21.pdf
PDFファイル 175.6 KB

ダウンロード
月桃通信(20)「大切なものはただひとつ 人間になること」/2020年5月5日
《沖縄から》2020 年戦後 75 年の今、沖縄本島の 15 %は米軍基地であり、県民は米軍基地の隙間に生 きているような感じです。新たな米中冷戦時代をにらみ、米軍と自衛隊の一体化が進み、与那国、石垣、 宮古、奄美大島は防衛最前線としてミサイル基地建設が進んでいます。4 月 28 日は屈辱の日、今に至る琉球処分、沖縄差別の源流となったこの日を県民は忘れません。そこに隠されていた天皇メッセージも知っています。私は、中高生の歴史教育の中で沖縄の歴史をしっかり教えてほしいと切に願っています。沖縄の歴史から日本の姿が見えてきます。
月桃通信No20.pdf
PDFファイル 291.0 KB

ダウンロード
月桃通信(19)「勝つまで諦めない」座り込み 2055 日/2020年2月22日
★表現の自由―――人間が人間らしく生きるために自由ほど尊くかけがえのないものはありません。自由は神が人間に与えた特権です。神は創造の始から、人間を愛するが故に、人間自らが自由意志をもって神と出会い、神と対話する存在になることを望まれたのです。然し人間は神と対話する善なる道を選ばず、 自ら互に自由を奪い合い、殺し合い戦争をする者となってしまい、不自由の中でもだえ苦しんでいます。
月桃通信No19.pdf
PDFファイル 366.9 KB

ダウンロード
月桃通信(18)首里城より大切なもの ――それは辺野古、大浦湾の悠久の海――/2020年1月7日
★初興し(はちうくし)のこと―2020年が明けました。元日の朝7時、辺野古の浜に200人程が集 い来て、初興しの集会を持ちました。浜を見渡せば、あれほど豊かにあった貝ガラもサンゴのカケラも今 はなく、砂でかためられた浜は駐車場となり、浜をうめつくしていた浜昼顔も今は上の方に少し残るだ け。2011 年頃の、フェンスも何もなくただ基地の境界線に張られたバラ線だけだった浜の姿が懐かしく 思い出され、悲しくなりました。
月桃通信No18.pdf
PDFファイル 365.1 KB

ダウンロード
月桃通信(17)首里城より大切なもの ――それは辺野古、大浦湾の悠久の海――/2019年11月14日
人間が絶対に犯してはならない罪は、人を殺すことです。人殺しの戦争と、そのためのあらゆる軍事基地 を私達は決して許すことは出来ません。 私は子育ての中で、感謝することを大切にしてきました。目に見えるものだけが決してすべてではなく、 目に見えない世界を見ること、神を畏れることを、大切にして生きてきました。今、人々は見えるものだ けがすべてとする現実、物質主義に陥り、見えない世界の真理と価値を学ぼうとはせず畏れを知らない者 となってしまいました。
月桃通信No17.pdf
PDFファイル 358.1 KB

ダウンロード
月桃通信(16)ゴスペルはフェンスを越えて/2019年9月28日
フェンスで囲い隔ての壁で守ることによってしか存在出来ないものが軍事基地である。私達ウチナーの民 は戦後74年間この基地と隣り合せに暮してきた。戦後27年間の米国による植民地統治が終り、祖国なる日本に復帰しても、それは基地つき復帰であり何ら変ることはなくむしろ基地は強化された。それは沖縄を捨て石とした歴史そのものであって、それが現在も尚続いている不条理そのものである。
月桃通信No16.pdf
PDFファイル 354.9 KB

ダウンロード
月桃通信(15)沖縄の今と天皇制/2019年8月1日
沖縄の今/例年より長かった梅雨ともどり梅雨が明けてから灼熱の太陽が照りつける厳しい夏を迎えています。7月 21日の参議院選挙は平和の一議席なる高良鉄美さんが当選、既に8時には当確が出るという早さにビックリしつつ、私達はカチャーシーを踊り、勝利を喜び合いました。然し相手候補は23万票余の得票があり、ひと度世相が変れば簡単に逆転されるであろう沖縄社会の分断ともろさをも危機として感じずにはおれませんでした。今回も辺野古新基地NOの民意を示しましたが、沖縄には民意はないものとされ、現実は変わることはありません。日本という国の中で差別され一顧だにされない沖縄、国策によって犠牲を強 いられる県なのです。
月桃通信No15.pdf
PDFファイル 279.8 KB

ダウンロード
月桃通信(14)敗戦後74年「沖縄慰霊の日」 平和はキリストの十字架の下に/2019年6月23日
普天間基地にオスプレイが強行配備された2012年10月から私達は普天間基地野嵩ゲート前でゴスペルを歌い、聖書の御言葉に聴き、平和への祈りを献げてきました。そんな中で集い来るキリスト者としての絆が結ばれていきました。時に心弱りめげる時にもあの人、この人の顔が思い浮び、強めら れ支えられて今日まで参加することが出来ました。そんな中で神様は、神谷牧師さんを通して、私に声をかけて下さり、今日この場へと導いて下さったのです。
月桃通信No14.pdf
PDFファイル 394.5 KB

ダウンロード
月桃通信(13)「朝鮮半島南北統一を祈る旅」/2019年5月14日
★韓国平澤(ピョンテク)基地とDMZ(38度線非武装地帯)人間の鎖
 朝鮮半島の平和を願う韓国訪問団に沖縄からの31人の仲間の一人として参加させて頂けたことを心 から喜び感謝しております。この旅を通して学んだことの一端をお伝えしたいと思います。 まずDMZ民十平和の手をつなぐ宣言文、――4・27板門店宣言一周年を迎えるわたしたち 宣言文の中から一部を抜粋してお伝えします。
月桃通信No13.pdf
PDFファイル 445.9 KB

ダウンロード
月桃通信(12)「軍事大国への道」/2019年4月15日
去る3月5日、日本友和会(FOR)の友人三人と共に、ずっと願っていた宮古島に行くことが出来ま した。日帰りではありましたが現地の闘いのリー ーであられる、ミサイル基地いらない宮古島住民 連絡会の清水早子さんと日キ教会の牧師、坂口聖子さんの並々ならぬ御愛労によって、お二人の熱き お心からほとばしり出るお話を聞かせて頂きながら、現地を案内して頂きました。
月桃通信No12.pdf
PDFファイル 191.2 KB

ダウンロード
月桃通信(11)「県民投票成功も一顧だにされない沖縄」/2019年3月3日
去る2月24日、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票は投票率52、48%、反対が72%で43万票、 有権者の4分の1超えという結果となりました。沖縄の人々と心ひとつにして支援して下さり、お祈り下さったすべての人たちに心からの感謝を申し上げます。
月桃通信No11(2019.3.3).pdf
PDFファイル 187.0 KB

ダウンロード
月桃通信(10)「県民投票の成功を祈って」/2019年1月28日
26日(土)県民投票キックオフ集会に、3000人もの県民が結集して辺野古新基地を絶対に造らせないと の沖縄県民の心がひとつになって叫びを上げました。キャンプシュワブ米軍基地が揺り動いているように 私は体中で感じました。そして、沖縄はスゴイ!!生きている!!と心の内で叫びました。胸が張り裂けそうに なりました。
月桃通信No10(2019.1).pdf
PDFファイル 177.2 KB

ダウンロード
月桃通信(9)「沖縄は泣いている」/2018年12月18日
〔辺野古の海、土砂投入始る〕――12月14日、沖縄防衛局は土砂投入を予告はしていましたが、本部町塩川港の使用不可の中、まさかと思いきや、民間の琉球セメントの安和の桟橋を使ってついに土砂が辺野古の海 に投入されました。命がけで阻止したい一心の私達は、安和の港入口に早朝6時から座り込み、シュワブゲ ート前にも座り込み、海上での船、カヌーでの必死の阻止行動をしました。
月桃通信No9.pdf
PDFファイル 1'005.9 KB

ダウンロード
月桃通信(8)「国家の罪と沖縄の受難」/2018年11月6日
不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます。 (新約聖書ロマ書1:18)
工事再開――9月30日玉城デニー新知事誕生を共に喜び祝い踊ったあの日から、二つの台風襲来が前途の 苦難を予告していたとは言え、こんなにも早く辺野古工事再開の日が来るとは......あまりにもひどい国 の仕打ちに言葉を失いました。知事選に政府あげて賭けていた安倍官邸は敗北するや否や、那覇市長選 も投げ出して、沖縄の民意を一顧だにせず法律も無視して沖縄潰しにかかりました。
月桃通信No8.pdf
PDFファイル 915.5 KB

ダウンロード
月桃通信(7)「玉城デニー新知事誕生 国が潰せなかったウチナーのチムグクル」/2018年10月6日
月桃通信No6で私は強い危機感を持ってあの文章を書きました。それは名護方式というあの名護市長選 挙での敗北が悪夢のようにつきまとっていたからです。もし名護方式で知事選に敗北したらもう後はな いと思いつめ最悪までも考える中で唯々神の助けを祈っていました。そして凄い奇跡が起きました。安 倍政府の沖縄潰しにウチナーは勝ったのです。その喜びはたとえようもなく大きく私達は抱き合い涙を 流して、カチャーシーを踊って喜びました。
月桃通信No7.pdf
PDFファイル 1.1 MB

ダウンロード
月桃通信(6)「沖縄潰しの知事選」/2018年9月23日
沖縄県知事選の危機、地方自治、民主主義の危機、時代の波に飲み込まれていく沖縄の危機、日本という 国の危機...あの地獄の戦争体験から73年の時が経ち、若い世代は生れた時から基地があり、軍用機の爆 音にも慣らされて、基地へのアレルギーもなくなり、国家に反抗することのメリットを見いださず、国策 に従順に従う道を選び始めている。沖縄は今内側から変らされていく歴史の転換点を迎えているように 思えてならない。
月桃通信No6.pdf
PDFファイル 881.8 KB

ダウンロード
月桃通信(5)「闇は光に勝たない」/2018年8月27日
光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。(ヨハネ伝1:5)
8月17日に埋立土砂搬入が発表されてから8/6~10日、8/16~18日と辺野古新基地阻止連続集中行動が計 画され、全国各地から多くの仲間達が結集されました。 翁長知事さんが命をかけて死の直前に撤回を表明され、力尽きて、副知事さんに託されて逝ってしまわ れました。最後まで県民との約束を守り、真実を貫かれました。(言いたくはありませんが、県民を裏切 った前知事と180度違いました)腹6分、8分で一致団結して国と対峙すること、「イデオロギーよりア イデンティティー」と繰り返し訴え、沖縄の民が誇りをもって基地のない平和な沖縄を造るために声を 上げ続けるよう私達県民と共に戦って下さいました。真っ直ぐ前を向き、人の意見を聴く人格者でした。
月桃通信No5.pdf
PDFファイル 857.5 KB

ダウンロード
月桃通信(4)「平和は人間の顔から」/2018年8月8日
喜ぶ人と共に喜び 泣く人と共に泣きなさい
(新約聖書ロマ書12.:15.)
石原艶子
この聖書のメッセージは人間が人間であることの基本中の基本を語っていると思います。人間がこの共 感する心と感性を失ってしまったら、この世は何と無機質な灰色の世界となってしまうことでしょう。 聖書の御言葉に力があるのは、人間が人間として生きるということの命の本質を語り、問いかけている からです。そしてその事は決して難しいことではなく、私達の日常の生活の中に息づいている当り前の 事なのです。
月桃通信No4.pdf
PDFファイル 908.2 KB

ダウンロード
月桃通信(3)「弱さで闘う」/2018年7月25日
ある日、パウロの言葉が私の心に〝ストン〟と落ちました。 「わたしの恵はあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ。だからキリストの力 が私の内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。それゆえ、わたしは弱さ、侮辱、 窮乏、迫害そして行き詰まりの状態であってもキリストのために満足しています。なぜならわたしは弱 いときにこそ強いからです。」(聖書第IIコリント12.:9~10.) 辺野古新基地反対の、キャンプシュワブゲート前での座り込み抗議行動が始ってから何と、五年目を迎 えました。信じられない程の時の経過です。
月桃通信No3.pdf
PDFファイル 864.8 KB

ダウンロード
月桃通信(1)/2018年6月21日 月桃通信(2)/2018年7月
6 月 23 日は慰霊の日です。魂たちの叫びが届きます。 辺野古に新基地は絶対に造らせない、この必死の戦は魂たちの叫びと一体になって慰霊の日を迎えます。 6月 12 日、史上初の米朝首脳会談が行われたなんとこの日に合わせて、辺野古埋め立て、土砂搬入が 8 月 17 日と、防衛局は発表しました。知事への「撤回」の要求は、もう時が無いせっぱつまった状況の中、 うるま島ぐるみ会議の私たちは、5 回目の撤回要請を県庁に出向いて行いました。 多くの仲間たちは県民投票の準備をしていますが、今は知事の撤回が先と考え、県民投票については現 時点では一致していません。
月桃通信No1$2.pdf
PDFファイル 1.0 MB