「コリントの信徒への第二の手紙」第3回(星野光利)

 5月23日に、今年4回目の集会が行われました。感染症対策ガイドラインに則って、慎重に行いました。

 聖書講解は、星野光利兄による「コリントの信徒への第二の手紙講解第3回」(讃美歌267番、355番/聖書 第二コリント7章8〜9節/司会 桐原邦夫)です。

 星野兄は、コリントの信徒への第二の手紙を取り上げ、塚本虎二の「コリント後書講義」(軽井沢講演 皆川とし子筆記筆記、1936年)を引用しつつ講義をされました。

 コリント後書は、難解で分かりにくい書であると言われていますが、それは、この手紙を書いた時の、パウロの置かれた状況が分からないことに原因があります。その一方で、パウロの人間としての喜怒哀楽がはっきりと現れており、パウロという人間が良く分かるという面もあります。

 星野兄は、「コリント後書の成立の経緯」「成立の背景」「内容」の順に説明されましたが、コリント後書の最大の問題は、1〜9章までの内容と10〜13章の内容が、全く調和しないことにあるとされました。この点の詳細は、添付資料をご覧下さい。非常に分かりやすいまとめられた資料です。

 なお、Skypeによるライブ配信を行い、遠方であったり、体調が良くない兄姉が参加して下さいました。ご希望の方には、集会配布資料、音声ファイルをお送りすることも出来ますので、「問い合わせ」のページから、メールでご連絡下さい。