<無教会・先人の言葉>

 このページでは、無教会の先人の文章を紹介します。

 内村鑑三から始まった無教会ですが、内村は「聖書之研究」に掲載したものを中心として、膨大な量の文章を残しました。また、内村の後継者たちも、内村のスタイルを継承し、個人雑誌を発行して伝道したため、それぞれが多くの文章を残しています。

 ただ、残念なことに、現在では、絶版になるなどして、入手が困難になっています。

 ここでは、水戸無教会誌に掲載された文章や、没後50年を経過し、著作権保護期間が終了した先人の文章を中心に、紹介します。


<内村鑑三(1861〜1930)>

「一日一生」

「家庭礼拝の手がかり」に掲載している「一日一生」の、過去の掲載分です。飛び飛びになっていますが、ご容赦下さい。

 

→「一日一生」(1月〜3月へ) 

→「一日一生」(4月〜6月へ)

→「一日一生」(7月〜9月へ)

→「一日一生」(10月〜12月へ)

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無教会論-初期(内村鑑三)
1901年に、内村は、小宗教雑誌「無教会」を発行します。この時期の文章を3編収めました。(底本「内村鑑三信仰著作全集」教文館)
無教会論ー初期(内村鑑三).pdf
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無教会論-中期(内村鑑三)
「無教会主義の前進」(1907年) 及び「無教会主義を捨てず」(1912年) を収めました。(底本「内村鑑三信仰著作全集」教文館)
無教会論ー中期(内村鑑三).pdf
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無教会論-後期(内村鑑三)
1927年に発表された「無教会主義について」と1931年の「内村鑑三追憶文集」に掲載された文章(無題)を収めました。(底本「内村鑑三信仰著作全集」教文館)
無教会論ー後期(内村鑑三) .pdf
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<黒崎幸吉(1886〜1970)>

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黒崎幸吉「聖書研究グループの在り方」
黒崎幸吉の個人伝道雑誌「永生」202号(1948年5月)に掲載された文章です。(底本「続・黒崎幸吉著作集」新教出版社)
聖書研究グループの在り方(黒崎幸吉) .pdf
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黒崎幸吉「独立伝道者の生活問題」「平信徒伝道について」
「独立伝道者の生活問題」(「永生」134号/1937年4月)及び「平信徒伝道について」(「永生」222号/1950年2月)を収録。(底本「続・黒崎幸吉著作集」新教出版社)
平信徒伝道について(黒崎幸吉) .pdf
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水戸無教会誌第5号付録/夏期聖書講習会記録(1955年9月) 23ページ
水戸無教会が主催し、黒崎幸吉先生をお招きしてガラテヤ書を学んだ夏期聖書講習会の記録集です。1955年7月9日〜11日。於常陸太田市西山研修所
水戸無教会誌第5号付録/夏期聖書講習会記録.pdf
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○黒崎幸吉の語る、キリストを信じるに至る「私の歴史」です。黒崎幸吉の肉声を聞くことができます。


<諏訪熊太郎(1890〜1975)

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諏訪熊太郎「からし種一粒の信仰」「私の信仰」
内村鑑三の直弟子で、内村自身から洗礼を授けられた諏訪熊太郎先生による講演録です。
「からし種一粒の信仰」は水戸無教会誌第13号に、「私の信仰」は水戸無教会誌第68号に掲載されています。
諏訪熊太郎/「からし種一粒の信仰」「私の信仰」.pdf
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<矢内原忠雄(1893〜1961)>

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矢内原忠雄「宣教百年と無教会運動」
「宣教百年と無教会運動」(「嘉信」第23巻第6号/1960年6月、7月)(底本「無教会主義キリスト教論」岩波書店)
宣教百年と無教会運動(矢内原忠雄).pdf
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矢内原忠雄「信者と政治」「預言者の精神」
「信者と政治」(「嘉信」第23巻第9号/1960年9月)と「預言者の精神」(「嘉信」第24巻第2号/1961年2月)を収録(底本「無教会主義キリスト教論」岩波書店)
信者と政治(矢内原忠雄) .pdf
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矢内原忠雄「無教会主義」
矢内原忠雄が、1961年3月26日に、今井館聖書集会で行なった講演です。(底本「信仰と学問 ー未発表講演集ー」新地書房)
無教会主義(矢内原忠雄).pdf
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○矢内原忠雄の語る「ロマ書講義」です。矢内原忠雄の肉声を聞くことができます。録音状態が悪く、聞き取りづらい部分がありますが、ご容赦下さい。


<藤澤武義(1904〜1986)>

 藤澤武義先生は、鳥取県米子市出身で、海軍機関学校時代の教官から、無教会キリスト教の信仰へと導かれました。結核の療養期間中から伝道活動を行い、伝道雑誌「求道(1930〜1986/416号)」を発行されましたが、「求道」誌は、戦前に度重なる発禁処分を受け、藤澤先生自身も検挙・拘束されるなど、当局からの弾圧を経験されました。戦後は、鳥取県内で4つの聖書集会を行うほか、全国の結核療養所、ハンセン病療養所、死刑囚などへの巡回伝道を行われ、また、9回に渡る韓国への謝罪伝道を行われました。

 藤澤先生は、水戸無教会に合計18回も足を運んで下さり、多くの講演を行なって頂きました。最初の水戸伝道は、1960年9月20日の「武士道とキリスト教」であり、最後は、1983年10月2日の「ヘブル書十章十一〜十八節」のご講義でした。水戸無教会が、最も恩恵に与った独立伝道者は、藤澤先生だと言って良いでしょう。

 

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藤澤武義/福音の本質
藤澤先生が、内村鑑三記念講演会(1965年3月21日)において語った講演です。底本「ヤハウェはわが旗」(キリスト教図書出版社)
福音の本質(藤澤武義) .pdf
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藤澤武義/伝道者と生活
藤澤先生が、「求道」誌(1968年/第220、223、224、225号)に掲載された文章です。底本「ヤハウェはわが旗」(キリスト教図書出版社)
伝道者と生活(藤澤武義).pdf
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藤澤武義/信仰と民族親善
藤澤先生が、1969年4月16日にソウル・YMCAでの「韓日基督者親善集会」において行なった講演です。「求道」誌(1969年/第234号)に掲載。底本「ヤハウェはわが旗」(キリスト教図書出版社)
信仰と民族親善(藤澤武義) .pdf
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藤澤武義/無抵抗と抵抗
藤澤先生が、1971年11月3日に矢内原先生記念講演で行った講演の要旨です。「求道」誌(1972年/第267号、268号)に掲載。底本「ヤハウェはわが旗」(キリスト教図書出版社)
無抵抗と抵抗(藤澤武義) .pdf
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藤澤武義/ペンテコステ/再臨はあるか、ないか
藤澤先生が、「求道」誌(「ペンテコステ」は1971年の第255号/「再臨はあるか、ないか」は1980年の第364、365、366、367号)に掲載された文章です。底本「ヤハウェはわが旗」(キリスト教図書出版社)
ペンテコステ/再臨はあるか、ないか(藤澤武義).pdf
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藤澤武義/幸福の所在
藤澤武義先生が、1981年に仙台「キリスト者の集会」で行った講演です。底本「藤澤武義召天十周年記念/貧しき人は幸いなり」より
幸福の所在(藤澤武義).pdf
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藤澤華子/聖手にひかれて
藤澤武義先生を支え続けた華子夫人が、1992年11月18日に今井館で行った講演です。底本「藤澤武義召天十周年記念/貧しき人は幸いなり」より
聖手にひかれて(藤澤華子) .pdf
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<岩島公(1906〜2002)>

 岩島公先生は、晩年の内村鑑三から学んだほか、塚本虎二、金沢常雄、矢内原忠雄各先生方の指導を受けられました。旧制中学、新制高校で国語の教師として教鞭を執りつつ、1946年から永遠の日本聖書研究会を主宰され、また、1962年から伝道誌「永遠の日本」を発行されました。

 

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岩島公/神に向かって歩む者
晩年の内村鑑三から学んだ岩島公先生が、1973年の水戸無教会のクリスマス集会で行なわれた講演です。水戸無教会誌第70号、第71号に掲載されています。
岩島公/神に向かって歩む者.pdf
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<鈴木武直(1907〜1976)>

 鈴木武直兄は、福島県相馬市出身で、幼い時に北海道に移住され、高等小学校を卒業すると同時に理髪業に進まれました。やがて浅見仙作翁によって信仰へと導かれ、浅見翁の紹介を得て、内村鑑三のもとで学ぶようになりました。鈴木兄は、理髪師として活動するうちに、信仰への熱心から、顧客への伝道を行うようになり、忙しい業務を担いつつ、伝道雑誌「荒野の歌」を発行するほか、保護司として、刑務所の死刑囚に対しても福音を説き、良き友となって接しました。無教会には、この世的には目立たなくとも、地道に信仰の歩みを全うされ、世の光・地の塩となられた信徒が大勢おります。

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鈴木武直/職業と人生
鈴木武直兄が、1966年5月22日に、水戸無教会で行なった講演です。水戸無教会誌第55号所収。
鈴木武直/職業と人生.pdf
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